MusicGothic Hymn Metal & Hymns

血しおしたたる - O Sacred Head, Now Wounded -

アーティスト
はらぺこ僧侶
制作
METANOIA

バッハの『マタイ受難曲』でも知られる受難の讃美歌『血しおしたたる(O Haupt voll Blut und Wunden)』をGothic Hymn Metalとしてカバー。傷を負ったイエスの姿に静かな共感を見いだす祈り。

LISTEN

まず、音からひらく。

曲を聴きながら、この作品が生まれた背景をゆっくり読み進めてください。

痛みを見つめる受難の歌

中世のラテン語詩を起源とし、パウル・ゲルハルトのドイツ語詞やバッハの『マタイ受難曲』を通して時代を越えて歌い継がれてきた受難の讃美歌『血しおしたたる(由木康訳)』を、Gothic Hymn Metalとしてカバーしました。

十字架の上で流された血を、遠い昔の宗教的な出来事としてではなく、今を生きる私たちの痛みや孤独と向き合う愛として見つめ直した一曲です。

十字架の前で立ち止まる

身体が削られるような苦しみや、誰にも理解されない恥、将来への深い不安に直面したとき、綺麗な励ましの言葉だけでは届かない場所があります。

いばらの冠をかぶり、悩みと恥にやつれたイエスさんの姿を見上げるとき、「この方は私の痛みを外側から見ているのではなく、同じ苦しみの底まで降りてきてくださったのだ」という静かな共感が胸に届きます。人生の最後の一瞬に至るまで、その愛の手から離れることはないという祈りを込めました。

イザヤ書53章から考える

苦難のしもべとして私たちの痛みと悲しみを担われたメシア(救い主)を描く、イザヤ書53章の言葉です。

ここで「平安」と訳されているヘブライ語の「シャローム(שָׁלוֹם)」は、壊れていた関係や損なわれていた状態が回復し、全き調和の中にあることを表します。十字架の傷跡そのものが、私たちの心の避難所となってくれます。

イザヤ書 53章4〜5節

CREDITS

作品情報

アーティスト
はらぺこ僧侶
原曲
O Haupt voll Blut und Wunden
原作詞
Paul Gerhardt(原詩:Bernard of Clairvaux)
旋律
Hans Leo Hassler
日本語訳詞
由木康
歌唱・カバー
はらぺこ僧侶
制作
METANOIA
公開日
2026年2月9日