MusicGothic Hymn Metal & Hymns
鎮花 - Veiled Affection -(2026 Remastered)
- アーティスト
- はらぺこ僧侶
- 制作
- METANOIA
愛を知ったからこそ失うのが怖い。「でも今は、ここにいたい」と願う『鎮花 - Veiled Affection -』2026 Remasteredの歌詞と制作背景。病気、喪失への不安、愛する人と明日を迎えたい祈りを、Gothic Hymn Metalの音に重ねた作品。旧版との違いも紹介。
STORYこの曲について
大切な人ができると、幸せが増えるだけではありません。いつか失うかもしれないという怖さも生まれます。ひとりのときには平気だった夜の静けさが、急に胸に刺さることもある。『鎮花 - Veiled Affection -』は、その変化に気づいたところから始まる歌です。
「でも今は ここにいたい」。私にとって、この短い言葉には大きな重みがあります。明日も必ず生きていられるとは思えなかった時間を通ってきたからこそ、今日誰かの声を聞けること、笑顔を見られることが、かけがえのないものに感じられます。立派な答えを出した歌ではありません。怖いまま、それでももう少しここで生きたいと願う歌です。
THEME歌に込めたこと
タイトルの「鎮花」は、悲しみを力ずくで封じ込めることではなく、揺れている気持ちの中にそっと花を置くような祈りとして受け取ってほしい名前です。歌詞の afraid of the end は、終わりが怖いという率直な告白。そして Fureru koto sae, afraid to try は、触れることさえ怖くなる心を表しています。
それなのに、歌は「愛するのをやめよう」とは進みません。「それでも今は 愛を信じたい」と何度も歌います。愛することと、傷つく可能性を引き受けることは、簡単には切り離せないから。傷つきたくない。でも、誰も愛さずに生きたくもない。矛盾しているようで、その両方が私たちの正直な心なのだと思います。
終盤に残るのは、相手を手放さず支配したいという願いではなく、「君の世界に 光が差すように」という祈りです。たとえ距離や時間が離れても、相手の明日が明るくあってほしい。愛は、そばにいてもらうことだけではなく、相手の幸せを願うことでもある。その思いを、このリマスターの音と映像に託しています。
2026 Remasteredと旧版について
『鎮花』は初期の『幸福の幻響咆哮』の流れを経て、アルバム『聖域の幻響咆哮』でGothic Hymn Metalの出発点となった曲です。今回の2026 Remasteredは、現在の公式MVとして紹介するバージョンです。以前の作品にも、そのときにしか出せなかった声や音があります。だから旧版は消さずに残します。
『鎮花』旧版のページはこちら。過去の音と今の音を聴き比べることで、同じ歌詞に込めた想いの変化も感じていただけたら嬉しいです。
SCRIPTURE聖書とのつながり
詩篇23篇4節には、死の陰の谷を歩く人が、危険が消えたからではなく、主が共におられることを支えにして歩む祈りが描かれています。『鎮花』はこの詩篇を直接歌詞にしたものではありませんが、怖さを消しきれないまま、それでも歩もうとする心に重なります。
ヨハネの手紙第一4章18節にある「愛」と「恐れ」についての教えも思い起こします。この箇所は神の愛とさばきへの恐れを語ったもので、恋愛や別れの不安が必ずなくなると約束するものではありません。ただ、恐れの中に閉じこもるだけではなく、相手を大切にする方向へ心を向け直すという願いを、この歌に重ねています。
詩篇 23篇4節/ヨハネの手紙第一 4章18節
明日が怖いあなたへ
大切な人を失うのが怖いのなら、それほど大切に思える人と出会えたのかもしれません。その怖さを「信仰が足りないから」と責める必要はないと思います。今日、声を聞けるなら聞いてみる。ありがとうを伝えられるなら伝えてみる。できることは、小さいけれど確かにあります。
明日がどうなるか、私たちには分かりません。それでも今日、この命で誰かを愛することはできる。『鎮花』が、そんな一歩を選び直すための歌になれば嬉しいです。
LYRICS歌詞
いつからだろう afraid of the end
風の歌も 夜の静けさも
ただの景色だったあの頃は
何も怖くなかった
でも今は ここにいたい
君の声が 君の笑顔が
You’re the light, you’re the guide
そばにいる ただそれだけで
Fureru koto sae, afraid to try
儚い光 夜に揺れて
それでも今は 愛を信じたい
Hold me tight, never let go
ひとりならば 静寂の中
何も求めず 消えていくだけ
でもこの手は 誰かの温もりを
知ってしまったから
だから今は 願い続ける
たとえ時が 離れても
Your voice, your smile, stay by my side
この世界を 照らし続ける
Fureru koto sae, afraid to try
儚い光 夜に揺れて
それでも今は 愛を信じたい
Hold me tight, never let go
だから怖い、だから願う
That tomorrow will still be yours
That love will always fill my heart
静かな夢の 中でもいい
君の世界に 光が差すように
いつからだろう afraid of the end
でも君の声は 消えない…
CREDITS
作品情報
- アーティスト
- はらぺこ僧侶
- 作詞
- はらぺこ僧侶
- 作曲
- はらぺこ僧侶
- 歌唱
- はらぺこ僧侶
- 制作
- METANOIA
- 公開日
- 2026年9月12日